文献詳細
特集 いまイレウスを診療する
B イレウスの薬物療法
文献概要
ポイント:イレウスの場合は,等張性脱水症のためショック準備状態にあることが多く,循環状態を正常に戻すことが第一の目標であり,利尿の回復を目安として乳酸加リンゲル液の急速大量輸液を行う.過剰輸液防止には中心静脈圧モニターが有効である.
利尿回復後さらに保存的に経過をみる場合にはカロリー補給が必要で,経静脈栄養法を早期から開始するのがよく,電解質補給は実測値によって調節していくのが確実である.
利尿回復後さらに保存的に経過をみる場合にはカロリー補給が必要で,経静脈栄養法を早期から開始するのがよく,電解質補給は実測値によって調節していくのが確実である.
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