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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻6号

1992年06月発行

特集 いまイレウスを診療する

B イレウスの薬物療法

水分・電解質補充の目安

著者: 中山夏太郎1

所属機関: 1東京都多摩老人医療センター外科

ページ範囲:P.725 - P.727

文献概要

 ポイント:イレウスの場合は,等張性脱水症のためショック準備状態にあることが多く,循環状態を正常に戻すことが第一の目標であり,利尿の回復を目安として乳酸加リンゲル液の急速大量輸液を行う.過剰輸液防止には中心静脈圧モニターが有効である.
 利尿回復後さらに保存的に経過をみる場合にはカロリー補給が必要で,経静脈栄養法を早期から開始するのがよく,電解質補給は実測値によって調節していくのが確実である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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