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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻6号

1992年06月発行

文献概要

特集 いまイレウスを診療する B イレウスの薬物療法

腹痛に使う鎮痛剤

著者: 斎藤幸夫1 小西文雄1 永井秀雄1 金澤曉太郎1

所属機関: 1自治医科大学消化器一般外科

ページ範囲:P.727 - P.728

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 ポイント:イレウスの診療では,イレウスの質的診断および基本的な治療がまず行われる.鎮痛剤の使用そのものがイレウスの病態を左右する可能性は少なく,本質的な治療とはなりにくい点に留意すべきである.イレウスの際にみられる腹痛は,イレウスそのものに起因する腹痛と,イレウスの原因となっている病態に起因する腹痛に大別することができる.鎮痛剤の使用に際し,鎮痛の対象がいかなる病態であるかを把握していることが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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