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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻6号

1992年06月発行

特集 いまイレウスを診療する

B イレウスの薬物療法

抗生物質を使う

著者: 中山一誠1 秋枝洋三1

所属機関: 1日本大学医学部第3外科

ページ範囲:P.729 - P.734

文献概要

 ポイント:イレウスの病態生理は,腸管麻痺に付随する腸管壁透過性の亢進に伴うhypovolemic shock,拡張腸管内における細菌の増殖,bacterial translocationなどにより,最終的にはエンドトキシン,エキソトキシンによる細菌性ショックにより重篤となる.イレウスに対する抗生物質療法は術前より予防的投与の適応がある.したがって,大腸菌を主体とする好気性菌およびバクテロイデス群を主とする嫌気性菌の両者に対して有効な薬剤を選択することが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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