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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻6号

1992年06月発行

文献概要

特集 いまイレウスを診療する B イレウスの薬物療法

麻痺性イレウスに使う薬剤

著者: 斎藤幸夫1 小西文雄1 金澤暁太郎1

所属機関: 1自治医科大学消化器一般外科

ページ範囲:P.734 - P.735

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 ポイント:麻痺性イレウスの診療のポイントは,麻痺性イレウスの原因となっている病態の診断にある.麻痺性イレウスの原因は,開腹手術後にみられる生理的なものから,直ちに開腹手術を必要とする重篤なものまで様々である.開腹手術後の麻痺性イレウスは通常2〜4日で自然に軽快することが多いが,時に遷延性の麻痺性イレウスがみられ,薬剤治療の対象となる.この場合も,麻痺性イレウスの遷延する原因が腹膜炎などの原疾患の持続でないこと確かめておくことが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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