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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻6号

1992年06月発行

特集 いまイレウスを診療する

C イレウスの処置と手術

腸管Viabilityを術中に判断する

著者: 高橋愛樹1 石田康夫2 岡壽士2

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院救急医学科 2昭和大学藤が丘病院外科

ページ範囲:P.746 - P.748

文献概要

 ポイント:イレウスなどにより血行障害に陥った腸管のviabilityを的確に判断することは,短腸症候群や腸管穿孔による腹膜炎などを防止するために極めて重要であると考えられている.従来行われてきた腸管のviabil-ityの判定,すなわち腸管壁の色調,腸間膜動脈の拍動の有無,腸管蠕動の有無,腸管温度の回復などの経験的かつ主観的判定法に加えて,最近では,補助的診断法が数多く考案されている.fluorescein蛍光法,レーザードゥプラー法,wash out法,水素クリアランス法,組織反射スペクトル法などであり,術前,術中の腸管のviabilityの判定に有用と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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