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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻6号

1992年06月発行

文献概要

特集 いまイレウスを診療する D イレウス:Selected Topics

癒着性イレウスといわゆるPolysurgery

著者: 天野純治1 久吉隆郎1 難波亨1 平田知巳1 木本洋一郎1 的場康徳1

所属機関: 1日本医科大学第二病院外科

ページ範囲:P.761 - P.765

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 ポイント:開腹による腸管の癒着は,回を重ねるたびにひどくなり,泥沼に入った心境になる.教室の開腹例ではほとんど初回で解除されるが,3回以上が3例あった.初回開腹手術を臓器別にみると,胃(36%),虫垂(28%)と上部消化管手術後に増加傾向がみられる.特に胃全摘脾合併切除,空腸間置術は5例で,腹膜の欠損した上腹部の大きな空間は,特殊なイレウス像を示す.今回2年6ヵ月にわたるpolysurgeryによる症例を呈示し,各ポイントを述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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