文献詳細
臨床報告
子宮頸癌放射線照射後に発生した脂肪肉腫の1例
著者: 笹橋望1 野並芳樹1 大西一久1 田中洋輔1 小越章平1 田宮達男1
所属機関: 1高知医科大学第2外科
ページ範囲:P.821 - P.824
文献概要
子宮頸癌は放射線治療により治癒が得られることの多い疾患の1つである.しかし,放射線照射後の長期生存例のなかには,何年かの潜伏期を経て悪性腫瘍が発生するいわゆる放射線誘発癌の症例もみられる.今回われわれは,子宮頸癌放射線照射後に発生した脂肪肉腫の1例を経験したので報告する.
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