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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻8号

1992年08月発行

前立ちからみた消化器外科手術・16

肝尾状葉切除術における前立ちの基本操作(1)

著者: 早川直和12 二村雄次1

所属機関: 1名古屋大学医学部第1外科 2国家公務員等共済組会連合会東海病院外科

ページ範囲:P.1063 - P.1069

文献概要

 肝尾状葉は,肝門部背面で下大静脈の腹側にあるという解剖学的特性から,その切除にはすでに一部述べた短肝静脈の処理,尾状葉門脈枝の処理をはじめとして,一般の肝切除手技とは異なる多くの手術手技上の留意点がある.また,尾状葉と内側区域との境界,右葉との境界など他の肝区域との境界に関する解剖学的,および切除手技上の重要な問題がなる.
 今回は,肝門部胆管癌手術における肝尾状葉切除術式,ならびに下大静脈靱帯の切離,短肝静脈の切離,アランチュウス管の切離の際の前立ちの基本操作について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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