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手術手技
自然気胸に対する胸腔鏡下肺部分切除術
著者: 村松高1 大畑正昭1 大森一光1 北村一雄1 中村士郎1 瀬在幸安1
所属機関: 1日本大学医学部第2外科
ページ範囲:P.1075 - P.1078
文献購入ページに移動自然気胸に対する胸腔鏡下の治療は,今まではブラの焼灼やクリッピングなどが行われてきた.したがって,単発あるいは少数の小さなブラが適応となり,開胸手術による肺部分切除術のような健常部分にてブラを切除すること,また広範囲の多発性ブラの処理は不可能であるという欠点があった.
そこで最近われわれは,新しく開発された自動縫合器MULTIFIRE ENDO GIA 30(USサージカル社製)を使用して,自然気胸に対して胸腔鏡下に気腫性嚢胞を含めた肺部分切除術を8例に試みたので,今回,この術式について検討し報告する.
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