icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻9号

1992年09月発行

文献概要

手術手技

つり上げ鉤と電子内視鏡を用いた胆嚢摘出術の手技

著者: 西井宏有1 平井利幸1 藤田信1 森尚哉1 白石アンナ2 馬場正三2

所属機関: 1藤枝平成記念病院外科 2浜松医科大学第2外科

ページ範囲:P.1227 - P.1230

文献購入ページに移動
 はじめに
 腹腔鏡下胆嚢摘出術の急速な普及に伴い,気腹装置,腹腔鏡,処置用器具などの入手が困難となっている.また,気腹に伴う合併症の報告1,2)も散見され,呼吸・循環系への影響も検討3,4)されている.著者らは気腹法に代わる方法として,簡単なつり上げ鉤を作製して腹壁を挙上させ,腹腔鏡の代わりに電子内視鏡を用いて,腹腔鏡下胆嚢摘出術と同様な胆嚢摘出術を施行した.現在13例に行い良好な結果を得たので,つり上げ鉤を中心とした手技につき報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?