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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻1号

1993年01月発行

特集 消化器癌切除材料取扱いマニュアル

胆嚢・胆管癌切除材料の取扱い(1)

著者: 佐藤泰彦1 田中淳一1 佐々木範明1 関仁史1 小山研二1

所属機関: 1秋田大学医学部第1外科

ページ範囲:P.51 - P.53

文献概要

 胆道癌切除材料の取扱い方の原則
 胆道癌の進展様式は,その解剖学的特異性から肝臓あるいは膵臓などの周囲臓器に容易に浸潤し,しばしばこれらの臓器をも合併切除する必要がある.したがって,切除材料の検索においては,胆道に発生した癌腫と周囲臓器との位置関係を明らかにしつつ,その進展度を精密に判定することが重要である.われわれは以上の観点から,胆道癌の切除材料の取扱いに際し,その解剖学的立体構築を保つために可能な限り切除された状態で標本固定を行い,顕微鏡下でも各臓器の相互の位置関係が理解しやすいような切片を作成するように努めている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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