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特集 消化器癌切除材料取扱いマニュアル
大腸癌切除材料の取扱い(1)
著者: 鈴木公孝1 武藤徹一郎1
所属機関: 1東京大学医学部第1外科
ページ範囲:P.75 - P.77
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外科的に切除された標本は,放射線医,内視鏡医,内科医,外科医にとって術前の診断上の諸問題の解答を提供すると同時に,病理医によるミクロの解析を通じ,患者の治療,予後を決める資料となるわけで,これに携わる外科医は標本に不自然な操作を加えないための努力を惜しんではならない.このような操作が加えられやすい大腸癌について,以下,その適切な取扱いについて述べてみたい.
外科的に切除された標本は,放射線医,内視鏡医,内科医,外科医にとって術前の診断上の諸問題の解答を提供すると同時に,病理医によるミクロの解析を通じ,患者の治療,予後を決める資料となるわけで,これに携わる外科医は標本に不自然な操作を加えないための努力を惜しんではならない.このような操作が加えられやすい大腸癌について,以下,その適切な取扱いについて述べてみたい.
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