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臨床報告
総胆管結石が自然に排石した胆嚢・総胆管結石症の1例
著者: 三宅敬二郎 三宅俊三
所属機関: 1三宅医学研究所附属三宅病院外科
ページ範囲:P.139 - P.142
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総胆管結石が小さい場合,内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)施行後に結石が自然排石されることはしばしば経験されるが,今回,われわれは胆管造影にて確認された大きさ7〜10 mm,数20個以上の総胆管結石が,造影後5日目に行った手術時に消失していた症例を経験し,胆石の治療法の選択のうえで示唆に富む症例と考えられたので報告する.
総胆管結石が小さい場合,内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)施行後に結石が自然排石されることはしばしば経験されるが,今回,われわれは胆管造影にて確認された大きさ7〜10 mm,数20個以上の総胆管結石が,造影後5日目に行った手術時に消失していた症例を経験し,胆石の治療法の選択のうえで示唆に富む症例と考えられたので報告する.
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