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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻10号

1993年10月発行

文献概要

特集 今日の肺癌診療

病理組織型からみた術後遠隔成績

著者: 兼安秀人1 新田澄郎1

所属機関: 1東京女子医科大学第1外科

ページ範囲:P.1291 - P.1294

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 肺癌の組織型は,腺癌,扁平上皮癌,大細胞癌および小細胞癌に大きく分けられる.しかし,各々の病理組織は多彩であり,相互に重複もみられる.また,これらの進展形式も多岐にわたり,予後を考える際に1つの組織型で画一的に論じることは,しばしば困難である.肺癌の予後を決める最も重要な因子は,腫瘍進展範囲を表わすTNMに立脚した病期分類である.各々の病期のなかでの各組織型の予後は一定の傾向を示し,転移を来しやすい組織型が予後が悪い傾向にある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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