icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 Dos & Don'ts外来の小外科 Ⅰ.頭部・顔面・口腔

5.三叉神経痛

著者: 亀田宏1 亀山茂樹2

所属機関: 1立川綜合病院脳神経外科 2新潟大学脳研脳神経外科

ページ範囲:P.22 - P.23

文献購入ページに移動
 顔面の神経痛はふつう顔面神経痛といわれている(顔面神経麻癖と混同している場合も多い).これを解剖学的にきちんといえば,顔面の知覚神経は三叉神経であり,顔面の神経痛は三叉神経痛というのが正確である(顔面神経は主として顔面の表情をつくる運動神経である).三叉神経痛には病因の明らかな症候性と明らかでない特発性があるが,特発性と考えられていた三叉神経痛の本態が,三叉神経根を脳血管が圧迫することにより生ずる神経圧迫症候群であることが明らかになり,手術療法(微小血管減圧術)が確立され,好成績を挙げている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?