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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

特集 Dos & Don'ts外来の小外科

Ⅰ.頭部・顔面・口腔

6.面疔,蜂窩織炎

著者: 北條俊也1 小山真1

所属機関: 1新潟県立新発田病院外科

ページ範囲:P.25 - P.25

文献概要

 面疔は顔面に生じた癤または癰であるが,顔面は安静を保ちにくく血管に富むため,炎症が限局しがたく蜂窩織炎性に発展しやすい.そのため,疼痛,発熱など全身症状が強く,時として血栓性静脈炎を起こし髄膜炎,敗血症を併発する1).蜂窩織炎は粗な皮下結合組織中を急速に進行拡大する急性化膿性炎症で2),局所はび漫性に発赤,浮腫状腫脹を呈し境界不明瞭である.局所熱感,圧痛強く,拍動性自発痛を訴え,悪寒・戦慄を伴って発熱し,敗血症を起こす危険がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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