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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 Dos & Don'ts外来の小外科 Ⅰ.頭部・顔面・口腔

10.魚骨異物

著者: 小出千秋1

所属機関: 1新潟市民病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.32 - P.33

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 魚骨異物は発症機転が明らかなため診断は容易であるが,魚骨が咽頭や食道に刺入したままなのか,それともすでに胃に落下して傷だけが残っているのかの判断に迷うことが多い.
 口蓋扁桃に見当たらないからといって,魚骨がどこにも刺さっていないと即断してはならない.食道異物の場合には,数日経過して食道穿孔1)やまれには大動脈穿孔2)などの重篤な合併症を生じる場合がある.通常,全身的には問題のないことが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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