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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

特集 Dos & Don'ts外来の小外科

Ⅰ.頭部・顔面・口腔

23.外耳瘻および耳介周囲の嚢胞性疾患

著者: 高戸毅1 赤川徹弥1

所属機関: 1東京大学医学部口腔外科

ページ範囲:P.62 - P.63

文献概要

 耳介は胎生第6〜7週に第1鰓弓および第2鰓弓上のそれぞれ3つ,計6つの耳介結節が癒合して形成される.このような耳介結節の癒合機転の異常で生じるものとして,耳介前方に瘻孔を形成する外耳瘻が比較的よくみられる(図1).
 治療としては,瘻孔内にピオクタニンを注入してその位置を確認し,完全摘出することが必要である.外耳瘻はしばしば二次感染を起こして化膿するが,無症状で経過することも少なくない.本人が整容面から切除を希望しないなら放置しておいてもよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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