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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 Dos & Don'ts外来の小外科 Ⅰ.頭部・顔面・口腔

25.ピアスなどによる耳介炎症

著者: 高山幹子1 石井哲夫1

所属機関: 1東京女子医科大学耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.66 - P.67

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 ピアス型のイヤリングは,耳垂に穴をあけ,金属性の細い管を通してイヤリングを行うものである.耳垂は耳介と異なり軟骨がなく,皮膚と結合織からなる柔らかい部分である.このため,ピアス用に穴をあける場合,医師でなくても容易にあけることができ,感染の可能性が高い.また,ピアスの金属が穴をあけた創面に接するため,経真皮的感作1)が成立してアレルギー反応が生じ,接触性皮膚炎としての耳介炎をきたすのである(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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