icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

特集 Dos & Don'ts外来の小外科

Ⅱ.頸・肩

2.頸部腫瘤

著者: 三村孝1

所属機関: 1伊藤病院外科

ページ範囲:P.80 - P.81

文献概要

 頸部には,気管,食道,甲状腺,上皮小体,唾液腺などの臓器のほか,多数の神経,血管が密集している.どの臓器,組織からも腫瘍が発生する.したがって,頸部にみられる腫瘤の性格はきわめて多彩である.外来手術の施行に当たっては,正確な術前診断と腫瘍の広がりを知ることが必要である.臨床経過,触診所見,腫瘍の好発部位などが診断の手助けとなる.また超音波エコー,CT,MRIなどの画像診断も診断と腫瘍の広がりをみるのに有効である.良悪性の鑑別に,生検,切除が必要なこともある.穿刺吸引細胞診断で診断可能なものも多い.
 深頸部の腫瘍では,生検といえども入院して全身麻酔下の手術が望ましい.ここでは.頸部脂肪腫の手術について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら