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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 Dos & Don'ts外来の小外科 Ⅱ.頸・肩

3.頸部リンパ節腫脹

著者: 三村孝1

所属機関: 1伊藤病院外科

ページ範囲:P.82 - P.83

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 頸部リンパ節腫脹には,炎症性のものと悪性腫瘍の転移とがある.この両者を鑑別することが必要である.炎症性リンパ節腫脹には,全身性のものと局所性とがあるが,いずれも自発痛,圧痛を伴い,原因となる炎症が存在することが多い.これに対し悪性腫瘍の転移では,無痛性で硬く不整形であることが多い.穿刺吸引細胞診で診断できる症例もある.腫瘍性のリンパ節腫脹では,生検を行い診断を確定することが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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