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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

特集 Dos & Don'ts外来の小外科

Ⅱ.頸・肩

5.肩峰下滑液包炎

著者: 大井淑雄1

所属機関: 1自治医科大学整形外科

ページ範囲:P.86 - P.87

文献概要

 肩峰下滑液包は,狭義の肩峰下滑液包,三角筋下滑液包,烏口下滑液包から成る人体最大の滑液包である1).本疾患は,肩関節周囲炎の範疇に含まれるものであり,肩峰下滑液包自体の炎症による一次性のものと,腱板断裂などに引き続いて起こる二次性のものがあるが,多くの場合,腱板の障害に引き続いて起こる二次性のものと考えられる.
 症状としては,挙上時に痛みを訴え,疼痛のために可動域制限を認める.また,運動時に轢音を触知することもある.疼痛や肩の不快感は夜間に強く,睡眠がしばしば妨げられることがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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