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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 Dos & Don'ts外来の小外科 Ⅱ.頸・肩

6.いわゆる五十肩

著者: 大井淑雄1

所属機関: 1自治医科大学整形外科

ページ範囲:P.88 - P.89

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 いわゆる五十肩は疼痛を伴った可動域制限であり,真の病因についての定説はないが,肩峰下滑動機構と上腕二頭筋長頭腱滑動機構の障害が主病変と考えられる.前者に関しては,腱板とくに棘上筋が挙げられ,腱板炎や肩峰下滑液包炎を起こし疼痛の原因となる.後者に関しては,腱炎,腱鞘炎を引き起こし,反射性筋痙攣から関節拘縮へと発展する1).疼痛は多くのばあい肩に限局し,肩の運動により増強し,また上肢に放散する.夜間に症状が増悪し睡眠が障害されることもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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