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特集 Dos & Don'ts外来の小外科 Ⅱ.頸・肩
9.外傷性肩関節脱臼
著者: 小川清久1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部整形外科
ページ範囲:P.94 - P.95
文献購入ページに移動 肩関節は,人体中もっとも脱臼の多い関節である.診断は容易であるが,しばしば骨折や末梢神経損傷を合併するので,整復前のX線撮影と神経学的検査は必須である.X線撮影には,二方向撮影(前後方向とScapular Y撮影)を用いる.整復は,新たな骨折や末梢神経損傷を生じさせないよう,できるだけ速やかに,かつ愛護的に行うべきである.
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