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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

特集 Dos & Don'ts外来の小外科

Ⅳ.腹部

6.縫合糸膿瘍

著者: 磯谷正敏1

所属機関: 1大垣市民病院外科

ページ範囲:P.142 - P.142

文献概要

 腹壁縫合糸膿瘍とは,腹壁の縫合,主に筋膜縫合に用いられた縫合糸(通常は多線維非吸収糸)を中心に生じる創感染である.深部縫合糸から腹壁皮膚縫合瘢痕部に小膿瘍を形成する.本症を念頭に置かないと,難治性肉芽創あるいは瘻孔と診断され,漫然と創の処置のみが行われることになる.治療の原則は感染糸の除去である.感染糸が除去されれば2〜3日で治癒する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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