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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 Dos & Don'ts外来の小外科 Ⅴ.肛門部

4.痔瘻

著者: 藤好建史1 藤本直幸1

所属機関: 1大腸肛門病センター高野病院

ページ範囲:P.150 - P.152

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 基本的には成人の痔瘻は,後方の低位筋間痔瘻および裂肛その他の原因により生じた皮下の痔瘻を除いて,外来手術の対象とは考えにくい.過去には,外来治療とは薬物による保存療法との考え方が主流であったが,近年は欧米流の考え方が導入され,痔瘻に関しても積極的に外来治療が取り入れられつつある.しかし,外来処置を行うためには,その適応を正確に見極める必要がある.そのためにも,痔瘻の形態の的確な診断がまず大切である.一方,乳児痔瘻に関しては,よほど複雑なものでも外来治療が可能であり,ここでは成人と乳児を分けて述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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