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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

特集 Dos & Don'ts外来の小外科

Ⅴ.肛門部

5.肛門周囲膿瘍

著者: 藤好建史1 藤本直幸1

所属機関: 1大腸肛門病センター高野病院

ページ範囲:P.153 - P.155

文献概要

 肛門周囲膿瘍の治療の基本は,まず切開排膿にある.肛門周囲膿瘍は肛門小窩の感染によって始まる痔瘻の初期症状であり,感染によって破壊された肛門小窩は乳児期を除いて元に戻ることはない.このため,膿を確認すればただちに切開を行い,膿瘍の拡大を防ぐことが肝要である.病院や患者の都合で切開を延期し,その間,抗生物質による治療を続けることは膿瘍拡大につながる可能性があり,好ましくない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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