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特集 Dos & Don'ts外来の小外科 Ⅵ.尿路・性器
2.陰嚢水瘤
著者: 福井準之助1
所属機関: 1聖路加国際病院泌尿器科
ページ範囲:P.172 - P.173
文献購入ページに移動 陰嚢水瘤は,鞘膜腔に水溶液が貯留する疾患である(図1),1歳未満の乳児の陰嚢水瘤は自然消退が期待できるので経過観察する.乳幼児の多くは穿刺を繰り返すことで消退する.頻回に穿刺が必要なときは手術か薬液注入療法を行うが,成人の陰嚢水瘤は手術か薬液注入法が必要.また,固有鞘膜が肥厚すると透光性が低下し,精巣腫瘍との鑑別が困難となるため超音波検査が必要である.
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