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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 Dos & Don'ts外来の小外科 Ⅵ.尿路・性器

10.バルトリン腺膿瘍

著者: 宮川美栄子1

所属機関: 1島田市民病院泌尿器科

ページ範囲:P.188 - P.189

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 会陰切開後の瘢痕や炎症などが原因となってバルトリン管が閉塞し,膿や濃縮されたバルトリン腺からの分泌液が貯留するとバルトリン腺嚢腫(正確には偽嚢腫)やバルトリン膿瘍が発生する.有痛性の急性期膿瘍は適切な化学療法によって治癒するが,問題はそれをしばしば繰り返すことにある.急性期の膿瘍は,切開し開窓術(marsupialization)をするのが一般的である.腺が硬く触れ,周期的に再燃する慢性のバルトリン腺炎では切除が必要になる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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