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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 Dos & Don'ts外来の小外科 Ⅶ.四肢・皮膚

10.テニス肘(上腕骨外上顆炎,内上顆炎)

著者: 安藤正1 高橋定雄1

所属機関: 1関東労災病院整形外科

ページ範囲:P.216 - P.218

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 テニス肘には肘関節の外側に痛みを生じる上腕骨外上顆炎(バックハンドテニス肘)と内側に痛みを感じる上腕骨内顆炎(フォアーハンドテニス肘)とがある(図1).前者が大半を占め,テニス以外のラケットスポーツやゴルフでも同様にみられる.また,必ずしもスポーツに限るわけではなく,職業上よく手を使う中高年労働者や主婦などのほうが,むしろ日常の外来診療では多いかもしれない.筋,腱のover useと加齢による退行変性が原因といわれている.治療は初期の局所の安静,その後のストレッチ,筋力強化でほとんどが治癒する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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