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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 Dos & Don'ts外来の小外科 Ⅶ.四肢・皮膚

15.指骨骨折

著者: 松本昇1

所属機関: 1松本整形外科医院

ページ範囲:P.228 - P.229

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 手指は種々の外力を受けることが多く,手指骨骨折は日常しばしば認められる.指節のうち基節骨と中節骨では骨の掌側は指屈筋腱と接しており,この部位の骨折は腱の滑動性を障害したり癒着を生じやすい.また,骨折の転位によっては筋腱バランスがくずれ,指関節運動が制限されたり,回旋転位のために指の交叉現像を残すこともある.したがって,本骨折に対しては解剖学的整復を行うことはもちろんのこと,固定期間や後療法に関しても適切な治療が要求される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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