文献詳細
特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅶ.四肢・皮膚
文献概要
指輪は,古代エジプト時代より宗教的,政治的な意味合いをもつ装飾品として愛用され,婚約指輪,結婚指輪をはめるようになったのは11世紀ごろからである.日本では古墳時代に大陸からもたらされたが,その後長く途絶し.指輪が出回るようになったのは江戸時代で,“ゆびわ”と呼ばれるようになったのは明治時代からである.この小さなリングが起こす思わぬ損傷は,ring constriction,ring avulsion injuryである.
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