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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 Dos & Don'ts外来の小外科 Ⅶ.四肢・皮膚

25.爪下外骨腫

著者: 野村茂治1 佐藤実1

所属機関: 1九州労災病院整形外科

ページ範囲:P.250 - P.251

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 爪下外骨腫は,足の骨病変として頻度の高い疾患である.第1趾に好発し,10歳代に多くみられる,性差はない.手では稀である.爪甲の先端の皮膚の下に硬い腫瘤を形成し,爪甲を圧迫して変形をきたす.潰瘍をつくることは稀であるが,靴による圧迫により痛みを訴える.診断はX線で容易に確認できる.通常,骨の正中ではなく左右どちらかに偏位して存在し、しばしば陥入爪や尋常性疣贅として治療されることがあるので注意を要する(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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