icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 Dos & Don'ts外来の小外科 Ⅶ.四肢・皮膚

26.外反母趾

著者: 加藤哲也1 関宏2

所属機関: 1国立東京第二病院整形外科 2整形外科理学診療科関医院

ページ範囲:P.252 - P.253

文献購入ページに移動
 母趾が中足趾節関節(MTP-J)において腓骨側に屈曲(外反)変形を起こし,第1中足骨頭が脛骨側へ突出した状態をいう.生活の洋式化に伴い増加傾向にある.慢性関節リウマチ,痛風などの関節炎後にも発症する.第1中足骨骨頭の背脛骨側は発赤,腫脹して軟部組織あるいは骨性隆起である腱瘤腫(bunion)を形成し,圧痛および運動痛をきたす.第1中足骨の内反が増強すると開張足(横軸扁平足)を呈するとともに,第2ないし第3中足骨頭部足底や鷲爪趾,槌趾変形の趾背側に疼痛性腓胝を形成するようになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?