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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 Dos & Don'ts外来の小外科 Ⅷ.乳幼児の外来外科疾患

4.腸重積症

著者: 橋都浩平1

所属機関: 1日本赤十字社医療センター小児外科

ページ範囲:P.279 - P.281

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 腸重積症は,小児外科的腹部救急疾患のなかでも最も症例数の多い疾患である.そのほとんどは回盲部腸重積症であり,乳児期に多発する,典型的な症例では診断を誤ることはないが,非典型的な例も多い.治療は,空気もしくはバリウムの注腸整復であり,その整復率は80〜90%である1).最悪の合併症は腸管の穿孔であり,この防止のためには注意深い診断,治療操作が必要である.その危険があると思われる症例は,とりあえず輸液を行ったあとに専門施設に搬送すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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