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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 Dos & Don'ts外来の小外科 Ⅷ.乳幼児の外来外科疾患

7.ヒルシュスプルング病

著者: 林奐1

所属機関: 1東京都立清瀬小児病院外科

ページ範囲:P.286 - P.287

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 ヒルシュスプルング病は消化管の肛門側に神経節細胞が欠如する疾患であるが,病変の長さは数ミリと短いものから小腸以下ほとんどの腸管にわたる長いものまで大きな開きがある.したがって,学童期まで便秘以外に症状のない軽症のものから,新生児期に腹満,嘔吐に加えて腸炎を併発する重症なものまで,症状や発症時年齢は症例によって異なっている.本症の存在をいつも念頭におくとともに,検査を行える準備をしておくことが一般診療の場では大切なことである.確定診断やストーマ造設などの治療は可能なかぎり小児外科専門医のもとで行うべきであり,本稿ではおおよその診断の進め方について述べるとともに,初期治療の方法を説明する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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