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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻11号

1993年10月発行

文献概要

特集 Dos & Don'ts外来の小外科 Ⅸ.その他

3.妊婦の虫垂炎

著者: 伊藤博之1

所属機関: 1聖路加国際病院産婦人科

ページ範囲:P.304 - P.305

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 妊婦の急性腹症のなかで,急性虫垂炎は最もしばしば遭遇する疾患の1つである.その特徴としては,①妊娠に付随する生理的変化(つわり症状,白血球増多,微熱,虫垂の位置移動1)(図1))により診断が難しい,②妊婦なるがゆえに使用薬剤の制限や手術へのためらいにより治療が遅れがちとなる,③増大する妊娠子宮により虫垂炎の限局化が起こりにくく,穿孔性腹膜炎を併発しやすい,などである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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