icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻12号

1993年11月発行

臨床外科トピックス がん遺伝子の基礎と臨床・6

癌遺伝子と乳癌

著者: 戸井雅和1

所属機関: 1都立駒込病院外科

ページ範囲:P.1433 - P.1441

文献概要

 乳癌は病因論的にきわめて多彩な背景をもつ癌である.閉経状況,妊娠・出産歴などのホルモン環境,家族歴,食事など非常に多くの因子が乳癌の病因の1つとして挙げられている.これらの多彩な背景を反映するかのように,遺伝子の異常,すなわち,癌遺伝子の遺伝子増幅,蛋白の過剰発現あるいは癌抑制遺伝子の変異,染色体の欠失などもまた,非常に多様であることが最近明らかになってきた.本稿では,これらの種々の遺伝子異常のなかからトピックスとなっているものを取り上げながら論を進めてゆきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら