文献詳細
一般外科医のための医療材料カタログ・8
文献概要
はじめに
血管内留置カテーテルには静脈内留置カテーテルと動脈内留置カテーテルがある.前者は高カロリー輸液や中心静脈モニタリングのルートとして用いられており,後者は主に消化器癌術後の持続的抗癌剤動脈内注入のルートとして用いられる.最近では,QOLを念頭に置き,体内埋め込み式薬液投与システムを用いた在宅経静脈栄養法(HPN:Home Parenteral Nutrition)や,通院による抗癌剤動注療法なども施行されるようになってきた.今回は一般的に消化器外科領域で用いられるカテーテルを中心に,その材質,用途および使用上の注意点につき考えてみることにする.
血管内留置カテーテルには静脈内留置カテーテルと動脈内留置カテーテルがある.前者は高カロリー輸液や中心静脈モニタリングのルートとして用いられており,後者は主に消化器癌術後の持続的抗癌剤動脈内注入のルートとして用いられる.最近では,QOLを念頭に置き,体内埋め込み式薬液投与システムを用いた在宅経静脈栄養法(HPN:Home Parenteral Nutrition)や,通院による抗癌剤動注療法なども施行されるようになってきた.今回は一般的に消化器外科領域で用いられるカテーテルを中心に,その材質,用途および使用上の注意点につき考えてみることにする.
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