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外科研修医実践講座・6
低位前方切除術における手縫い吻合と器械吻合
著者: 堀孝吏1 坂本昌義1
所属機関: 1三井記念病院外科
ページ範囲:P.1449 - P.1453
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1985年1月より1992年12月の間に,当科で施行された原発直腸癌に対する根治手術は236症例であり,そのうち低位前方切除術が施行されたのは144症例(約61%)である.スタッフが術者の場合は自動吻合器を用いる傾向が強いが,レジデントが術者の場合は手縫い吻合を行うことが多い(図1).以下,当科での標準的な低位前方切除術の手順を記す.
1985年1月より1992年12月の間に,当科で施行された原発直腸癌に対する根治手術は236症例であり,そのうち低位前方切除術が施行されたのは144症例(約61%)である.スタッフが術者の場合は自動吻合器を用いる傾向が強いが,レジデントが術者の場合は手縫い吻合を行うことが多い(図1).以下,当科での標準的な低位前方切除術の手順を記す.
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