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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻13号

1993年12月発行

特集 スキルス胃癌の診断と治療

びまん浸潤型胃癌の浸潤と転移—他臓器浸潤例とリンパ行性進展例の治療について

著者: 太田惠一朗1 中島聰總1 大山繁和1 山田博文1 石原省1 西満正1

所属機関: 1癌研究会附属病院外科

ページ範囲:P.1523 - P.1528

文献概要

 梶谷分類の“びまん浸潤型胃癌”のほとんどはスキルス胃癌である.若年女性に多い傾向にあったが,比較的全年齢層に分布し,高齢者では男性に多かった.当科での切除症例1,230例につき各種因子について検討し,びまん浸潤型胃癌の特徴,術式,予後,再発形式などについて述べた.拡大根治術式としての左上腹部内臓全摘術は,他臓器浸潤症例に対しては有効であるが,リンパ行性進展の強い症例では効果を認めず,さらなる集学的治療を求めていかなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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