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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻2号

1993年02月発行

特集 消化管の機能温存手術

排便機能温存手術としてのJ-pouchによる結腸肛門吻合術

著者: 畠山勝義1 島村公年1 村上博史1 瀧井康公1 岡本春彦1 遠藤和彦1 須田武保1 酒井靖夫1 武藤輝一1

所属機関: 1新潟大学医学部第1外科

ページ範囲:P.211 - P.216

文献概要

 排便機能温存手術としての低位前方切除術は,近年の自動吻合器の発達によりかなり低い位置での吻合が可能となった.しかしながら,肛門管との吻合となると限界がある.これを補う術式が結腸肛門吻合となる.しかし,ストレートに吻合した場合,便意逼迫や頻回の排便を訴える症例が少なくない.これを改善する目的で,reservoirを作成してのJ型結腸嚢肛門吻合術が行われるようになった.私どもの施設では,この吻合を経肛門的に行っており,その術式の概要,手術適応,術後成績などについて述べ,若干の文献的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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