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特集 局所麻酔を行う外科医へ
局所麻酔基本手技(1)—表面・浸潤麻酔,経静脈局所麻酔,上下肢伝達麻酔
著者: 増田豊1
所属機関: 1昭和大学医学部麻酔科
ページ範囲:P.303 - P.311
文献購入ページに移動 検査や小手術のための代表的局所麻酔法をとり上げ,手技の要点,合併症の予防と対策などを中心に述べた.表面麻酔,浸潤麻酔,経静脈局所麻酔と比較して,伝達麻酔は確実に神経が遮断されないかぎり十分な効果は得られない.確実な効果を常に提供できるまでにはある程度の経験を積むしかないし,手術手技同様のきめ細かい配慮も必要である.
また,頻度は少ないといっても,突発的な合併症にたいし,すぐに対応できなくてはならない.人工呼吸のためのマスク・バッグ,吸引器,救急薬品セットなど,いつでも使用できるように定期的に点検しておくという体制も重要である.
また,頻度は少ないといっても,突発的な合併症にたいし,すぐに対応できなくてはならない.人工呼吸のためのマスク・バッグ,吸引器,救急薬品セットなど,いつでも使用できるように定期的に点検しておくという体制も重要である.
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