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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻3号

1993年03月発行

文献概要

臨床研究

胃十二指腸潰瘍穿孔にたいする保存的治療の実際と成績

著者: 大野義一朗1 梅田宏1 竹内正人1 野中一興1 中田友也1 渡部實1

所属機関: 1東京勤労者医療会代々木病院外科

ページ範囲:P.379 - P.382

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 はじめに
 内視鏡治療の進歩とH2受容体拮抗剤(以下,H2ブロッカー)の出現は当院の胃十二指腸潰瘍にたいする手術を減少させた1)が,胃十二指腸潰瘍穿孔(以下,穿孔)は手術の絶対的適応として減少をみなかった.しかし1986年から穿孔にたいする保存的治療を導入し2),現在はこれを穿孔にたいする第1選択の治療法としている.
 今回,6年間の経験から穿孔にたいする保存的治療の実際と成績をまとめたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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