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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻4号

1993年04月発行

文献概要

カラーグラフ シリーズ・新しい内視鏡治療・8

腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術

著者: 加納宣康1 山川達郎1 春日井尚1

所属機関: 1帝京大学医学部附属溝口病院外科

ページ範囲:P.421 - P.426

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 はじめに
 鼠径ヘルニアの治療には長い歴史があり,すでに多くの手術方法が試みられてきたが,その再発率が決して低くはないこと,および術後の局所の緊張および疼痛など,従来の方法にはいろいろな問題が存在した.メッシュを用いたtension-freerepair法1)の試みもその対策の1つである.一方,きわめて利点の多い胆嚢摘出術に始まった近年の腹腔鏡下外科手術の普及は,鼠径ヘルニア治療の領域にも革命的な変化をもたらしつつある.本稿では,われわれが施行している腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術(以下「本法」と略す)の実際を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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