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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻4号

1993年04月発行

文献概要

特集 治療的ドレナージ

ドレナージの原則とドレーンの種類

著者: 吉田奎介1 川合千尋1 清水武昭2

所属機関: 1日本歯科大学新潟歯学部外科 2信楽園病院外科

ページ範囲:P.429 - P.434

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 ドレナージの方式は,①自然の圧差や重力,over flowによって排液を図るpassivedrainageと,②積極的に吸引するactive drainageに分類される.後者は,ⓐ閉鎖式と,ⓑ空気を送りながら吸引するsump drainageに分けられる.それぞれ排液の性状や量,予想される留置期間などの条件に従って選択される.治療的ドレナージの効果は甚大であるが,ときに逆行性感染やドレーンによる組織の損傷などの合併症の可能性もある.適応を厳格に選び,基本的留意事項にそって正しく挿入,管理されなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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