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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻4号

1993年04月発行

文献概要

特集 治療的ドレナージ

腹腔内膿瘍のドレナージ

著者: 中川原儀三1 山口明夫1 新本修一1

所属機関: 1福井医科大学第1外科

ページ範囲:P.491 - P.496

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 腹腔内膿瘍に対するドレナージの適応およびその方法について述べた.超音波下やCT下穿刺による非手術的ドレナージでは,膿瘍の位置を十分に把握したうえで腸管損傷を来さない部位を決定し,確実に膿瘍に穿刺する技術を持つことが重要である.特にCT下穿刺では針がリアルタイムで観察できず,適切な刺入点と刺入角度の選定がドレナージ成功の重要なポイントとなる.また,症例によっては手術的なドレナージ術が必要となることもあり,そのときにはドレーンの選択,挿入部位,排膿経路などが,十分な洗浄とともに,ドレナージを行うために重要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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