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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻4号

1993年04月発行

文献概要

臨床報告

男性嚢胞内乳癌の1例

著者: 西沢孝夫1 蜂須賀喜多男1 山口晃弘1 磯谷正敏1 堀明洋1

所属機関: 1大垣市民病院外科

ページ範囲:P.543 - P.546

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 はじめに
 嚢胞内乳癌は単発性の乳腺嚢胞壁の内腔に向かって乳頭状に発生する乳癌であり,1846年にBrodie1)によって最初に記載されている.本邦においては,検索し得た範囲では1991年までに90例余りの報告例をみるに過ぎない.嚢胞内乳癌は他の乳癌と同様に圧倒的に女性に多く,男性例は本邦ではわずか4例が報告されているに過ぎない.われわれは,この男性嚢胞内乳癌の1例を経験したので,若干の文献考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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