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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻6号

1993年06月発行

臨床報告

真性下殿動脈瘤の1治験例

著者: 松本三明1 八木孝仁2 中島明2 林俊秀3 大江新野1 橋本雅明1

所属機関: 1福山第1病院外科 2岡山大学医学部第1外科 3岡山大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.817 - P.820

文献概要

 はじめに
 殿部動脈領域の動脈瘤は非常に稀で,全動脈瘤の1%以下であり1),欧米で約100例,本邦で5例程度の報告をみるに過ぎない2,3).そして,そのほとんどが外傷1,3-5)や手術6)に由来する偽性動脈瘤であり,殿部腫瘤を主訴とするものが多い.真性動脈瘤は,検索し得た限りでは家村ら2)が報告した1例のみであった.
 今回われわれは,両側総腸骨動脈瘤を併発し骨盤腔内に発生した真性下殿動脈瘤を経験したので,文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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