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文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻8号

1993年08月発行

文献概要

特集 疼痛をどうコントロールするか

術後疼痛管理の実際—私はこうしている

著者: 住友伸一1

所属機関: 1高槻赤十字病院呼吸器外科

ページ範囲:P.1019 - P.1024

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 開胸手術後の疼痛は,他の部位の手術に比べて強いという特色がある.開胸手術後の疼痛は,開胸や閉胸方法,手術手技により軽減が可能な部分が少なくなく,外科医として熟知しておく必要がある.適切な開胸方法の選択,骨性胸郭の温存や修復は,疼痛の軽減のみならず,呼吸機能を保つうえでも重要である.閉胸にあたっては,肋間神経を絞扼しないように注意する.術後疼痛はPAS(postoperative analgesia service)として硬膜外持続注入法を中心に管理されつつあるが,開胸手術中に行い得る方法としてブピバカインの持続注入や凍結麻痺による肋間神経ブロックがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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